かき氷専門店「ひみつ堂」のかき氷のこだわりは天然氷と果物の自家製ソース。ひみつ堂・大坂店長は「氷が値上がりしている」とコメント。天然氷の蔵元「八義」では例年、厚さが約15cmになったら切り出すが、去年は暖冬のため約10cmの氷ほどで切り出した。八義・高橋蔵元は暖冬が続けば「もうこの商売自体が日本からなくなる」と述べた。値上がりしているのは氷以外にも果物の価格高騰が大きな痛手。特に深刻なのがさくらんぼで、留長果樹園・留目園主は実が2つくっついている「双子果」が例年より多いという。前年の夏の暑さで生育に異常が起き、花のめしべが2本になると「双子果」となる。山形市の猛暑日(去年、平年)。さくらんぼ農家・枝松博さんは「出荷しても値段はそんなに高くないので全部落としている」。味は変わらないので、豊洲市場ドットコムでは「双子さくらんぼ」として販売を開始。正規品より約3割お得である。高橋克実がスタジオで試食した。