東日本大震災と原発事故からの復興が進む福島・双葉町。一部地域で避難指示が解除され新しいまちづくりが進む中、かつて町のシンボルだった図書館が解体されることになった。15年以上にわたり立ち入ることができなかった図書館で最後の見学会が開かれた。2日間限定で行われた図書館の見学会には約500人が訪れた。館内にある本は1人50冊まで持ち帰ることができ、訪れた人たちはお気に入りの本を見つけていた。双葉町図書館がオープンしたのは42年前。震災で建物は半壊。修復して再び使うことは財政的に難しく、解体が決まった。福島市からやってきた玉野さんはかつて、双葉町の高校に勤務していた。図書館には生徒の見回りのため訪れていたという。いわき市から訪れた親子もいた。見学会が終りを迎える頃、図書館を訪れるのは30年ぶりという女性がいた。哲学やミステリーの本を持ち帰っていた。
