米国大統領選挙に勝利したトランプ氏がどのような政策を行うのか、台湾でも注目されている。中国との関係が緊張する中、台湾は軍事面で米国を頼りとしてきたが、市民からはトランプ氏が台湾への関与を弱めるのではと心配する声も聞かれた。また、スマートフォンから生成AIまで幅広い用途で使用される半導体のうち、より性能の高い先端半導体の製造については台湾が国、地域別シェアでトップ。バイデン政権は国内製造を促進するため受託製造世界トップシェアのTSMCをはじめ、台湾企業が米国に工場を建設する場合は巨額の補助金を支給しているが、ブルームバーグ通信などによるとトランプ氏は補助金には否定的で、高い関税を課すことを示唆したという。