埼玉・春日部市にある施設。中に入ると地下に続く階段があり、あったのは柱。ここは地下神殿こと、首都圏外郭放水路。この施設はこれまでに1626億円分の被害を軽減している。5つの河川をまたぐ全長6.3キロの施設。大雨で川の水量が増えると、施設内に水を一旦引き入れ、大きな江戸川に放水して水害を防ぐ。首都圏外郭放水路の建設にかかった総事業費は約2300億円、地下トンネルに約1090億円、立坑5つに約590億円、地下神殿の調圧水槽は約130億円。柱の大きさは横幅7m、高さ18m、重さ約500t。この柱は地下水の浮力による浮き上がりを防ぐ構造になっている。3月、大阪市で工事用の管が地中から突き出し、地下水の浮力が原因ではと言われている。地下神殿の水を地上にくみ上げるためのポンプ施設は4台あり事業費用は約300億円。1秒間に200tの水を排水することができる。メンテナンス費用は年間2~3億円。首都圏外郭放水路はこれまでに1626億円分の被害を軽減している。2008年8月の大雨では126億円、2015年の台風17・18号では373億円の被害を軽減した。2019年10月の台風19号で142億円を軽減。
