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「台風19号」 のテレビ露出情報

地震と豪雨の爪痕が残る石川・珠洲市大谷地区で暮らす男性は先月、復興の手がかりを求め、東日本大震災の被災地・岩手県を訪ねた。男性を迎えたのは能登を支援してきた岩手の人たち。その中の1人、花巻市出身の男性。東日本大震災を経験した男性は全国の被災地に足を運び、能登にも何度も支援に入っている。珠洲市大谷地区で暮らす男性は、能登への支援を通じて花巻市出身の男性と知り合い交流を重ねてきた。翌日、共に津波の被害を受けた沿岸部へ。その後、各地に高い防潮堤が建設された山田町田の浜地区。津波対策として海側の防潮堤に加え、住宅側にも堤防が整備された。2019年の台風19号ではその堤防が山からの雨水や土砂をせき止め被害が拡大。地震と豪雨の被害にあった男性も自然のリスクを実感していた。石川・珠洲市大谷地区で暮らす男性次に向かったのは岩手・釜石市根浜。高い防潮堤をつくらない選択をした地区。14年前、最大の18mの津波がこの地区を襲い10人以上が犠牲となった。しかし砂浜のある観光地として栄えてきたため町内会で話し合った結果防潮堤に頼らない町づくりをすると決めた。男性の関心は住民たちの意見をどのように復興の町づくりに反映させたのかということ。根浜町内会・佐々木雄治事務局長は「高い防潮堤を造っても、それで守れるわけない。やっぱり逃げることが大事。海が見えることが大事。本計画が決まる前に自分たちの考えを出している。一番大事なのはスピード感。個人の意見はダメ。町内会としてまとめなきゃだめ」と語った。生活再建の足掛かりとなる災害公営住宅についても住民たちの意見をまとめ、行政側に戸数や配置を要望したという。男性がこの地区で出会ったのが旅館「宝来館」元女将・岩崎昭子さん。津波にさらわれたが九死に一生を得た。当時、多くの人たちに助けられたが特に印象に残っているのが阪神淡路大震災の被災者からの支援だった。行政ではなく住民主導で復興を遂げた町がいくつもあることを知った石川・珠洲市大谷地区で暮らす男性。しかし住民の力だけでは限界もある。東北沿岸と能登、2つの被災地は今人口流出という同じ課題に直面。岩手・大槌町は津波が町を襲い、当時の人口の1割に当たる1286人が犠牲となった。14年がたち町は今。
岩手・大槌町の中心部の様子。駅前も人通りはまばら。もともと過疎化が進んでいたが、2011年以降は人口流出が加速。東日本大震災前に比べ、約3割、5000人以上減った。町の中心部には高さ14.5m、約360億円かけ巨大な防潮堤が造られた。震災後、国が投じた復興資金は40兆円を超える。しかしインフラの再建が進んだ10年を区切りに予算は大幅に縮小され、その後は福島第一原発事故のあった福島の復興が優先されている。被災直後、この町に支援に入っていた岩手・花巻市出身の男性は、当時の防潮堤を巡る議論について「震災直後は恐怖心でいっぱいだったので、(防潮堤は)高ければ高いほどいいとアンケートに答えた人が多かった。10年経ってできてしまったら、こんな高いの必要だったんだっけと、被災者の心もかわっていく。そこは難しい所。時間がかかりすぎると人も会社も流出を止められなくなるという教訓」と話す。被災地の課題を解決するため岩手・花巻市出身の男性が目をつけたのは「地域の外の力」。震災後、都市と地方をつなぐ事業を立ち上げた。男性は「活力を維持し続けるためにはどうすればいいか考えた時に、人口の共有だと思った」と語った。関係人口とは、観光に来た交流人口と移住した定住人口の間で離れた場所で暮らしながら、その地域との関わりを持ち続ける人々のこと。例えば、その地域の出身者や元居住者、その地に魅力を感じ頻繁に行き来する人などを指し、地域づくりの担い手となることが期待されている。人口流出が課題となっている岩手・大槌町ではその関係人口を増やす取り組みが始まっている。4年前から町が行っている「はま留学」。大槌高校の新入生を全国から募集する取り組み。子どもたちの滞在先は町内の民宿や家庭で今は県外から9人が留学。NPO「カタリバ」のスタッフとして、はま留学を手伝っている東谷いずみさんは、大学進学でいったん大槌町を離れたが、地元を思い戻ってきた。東谷さんは親元を離れた子供たちの生活や地域とのつながりをサポートしている。東谷さんは「留学生たちの成長や変化を作り上げたいというのと同時に、留学生が来たことで地域にとってプラス面があったかというのも事業を考えるうえで大事にしたい」と述べた。町の魅力を知った子どもたちが、卒業後も関係人口として大槌町に関わり続けることが期待されている。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年9月1日放送 18:10 - 19:00 NHK総合
首都圏ネットワーク首都圏防災情報 シュトボー
今日9月1日は防災の日。今日は関東の台風の特徴と備えについて伝える。昭和22年9月のカスリーン台風では利根川・荒川の堤防が決壊し、死者・行方不明者約1900人、38万棟以上が浸水した。東京・葛飾区では浸水が3mに達したほか、浸水期間は1か月にも及んだ。最近では2019年の東日本台風(台風19号)で関東・東北で川の氾濫や土砂災害が発生して約100人が亡くなった[…続きを読む]

2025年8月31日放送 10:05 - 10:50 NHK総合
明日をまもるナビ(明日をまもるナビ)
ことし3月、南海トラフ巨大地震の新被害想定が公表された。最悪の場合、死者は29万8000人にのぼるとされている。2010年以降に起きた5つの災害をヒントに、災害への備えを考えていく。東日本大震災では、マグニチュード9.0の地震と大津波で、死者・行方不明者は2万2000人以上にのぼった。矢守は、地震や津波の規模、犠牲者の数、何もかも想定外だった、これからの災害[…続きを読む]

2025年8月8日放送 23:50 - 0:40 NHK総合
新プロジェクトX〜挑戦者たち〜ミスターラグビーがつないだ魂のパス~ラグビーワルドカップ2019日本大会~
末期がんで入退院を繰り返す平尾。抗がん剤治療を受けながらも考えていたのはラグビーのことばかりだった。次の課題は代表ヘッドコーチを誰に託すかだった。協会理事・土田雅穂は平尾に意見を求めた。平尾は迷わずジェイミー・ジョセフの名前をあげた。かつて日本を128点差で叩きのめしたニュージーランド代表。こうして2016年、ジェイミージャパンが動き出した。国籍を問わず国内[…続きを読む]

2025年7月4日放送 16:05 - 17:00 NHK総合
午後LIVE ニュースーン明日をまもるナビ
2019年10月13日、台風19号に襲われた長野市。千曲川の堤防が決壊しおよそ2000人が暮らす長沼地区はほぼ全域が水没し2人の犠牲者を出した。この地区に住む小滝さんは避難指示が出たあとも小滝さんを含め住人の半分以上はまだ自宅にとどまっていたという。こうした中、住民の避難を飛躍的に進めたのは、消防団が近年使われていなかった半鐘を一斉に鳴らしたことだった。鳴る[…続きを読む]

2025年6月30日放送 6:00 - 6:30 NHK総合
NHKニュース おはよう日本NHK防災
街の水害について。都市部では排水が間に合わず、内水氾濫が起こる可能性がある。内水氾濫から身を守るためのポイント。すぐに地下から出て、川から離れる、出勤・帰宅時間を変更する。

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