川崎重工業の岐阜工場を訪問。ここでは「BK117-D3型」という国産の民間向けヘリコプターとしては唯一のヘリコプターが生産されている。70年以上に渡ってヘリコプターを生産してきた川崎重工業。ここでは年間8機が完成する。同じ型式だが、医療機器を載せるものや消防用報道用など用途によって細かく仕様が異なるため、機械化が難しく全て手作業で組み立てている。バッテリーで動く空飛ぶクルマは安全性などについて実証実験が続く一方、ヘリコプターは燃料を使ってエンジンで動き長年、空の移動を担ってきた。しかし、ある課題が。ヘリコプターはおよそ300時間ごとに一度、分解などを伴う検査が必要。ただ、コストや時間がかかるため負担が大きく何度も検査することにならないよう年間300時間以内に抑えて運航するケースが多い。そこで川崎重工業では「重要が増えれば運航会社は対応してくれる。需要を一気に増やそうと。旅行業の資格を取ってタクシー配車アプリのようなサービスをすれば乗ってもらえるのではないかと川崎重工業グループが新しくサービスをスタートした」とのこと。検査コストがかさんでも多くの利益を伴うかたちであれば、飛行時間を伸ばせるのではないかと考えた。東京ヘリポートでは最大8人乗りの機体に続々と客が搭乗した。客を乗せるとゆっくりと離陸し空の旅が始まった。都内の高層ビル群上空を
飛行、雲の先には富士山が。こうしたサービスを提供するのが川崎重工グループのヘリコプター版“配車アプリ”「ゼータ・レグ」。利用者が日時・出発地・目的地などを入力すると、提携する国内13社の運航会社から空いている機体を手配、ヘリポートまでの移動手段の確保や利用の申請もサポートする。東京から1時間、目的地の静岡・修善寺に到着。ヘリポートのすぐ横に観光バスが待ち構えていて向かった先ではワサビ漬けを体験し帰りもヘリコプター。今回の行程の場合、総額約300万円だが、飛行時間が増えると金額は安くなるという。空飛ぶクルマやドローンに加え、需要の掘り起こしが進むヘリコプター。エアモビリティの将来について川崎重工は、「3人でいいとなれば空飛ぶクルマを選ぶ、家族親族一同で移動するなら大きなヘリコプターに乗っていただく。そういうバリエーションとして提案できればいい」としている。
飛行、雲の先には富士山が。こうしたサービスを提供するのが川崎重工グループのヘリコプター版“配車アプリ”「ゼータ・レグ」。利用者が日時・出発地・目的地などを入力すると、提携する国内13社の運航会社から空いている機体を手配、ヘリポートまでの移動手段の確保や利用の申請もサポートする。東京から1時間、目的地の静岡・修善寺に到着。ヘリポートのすぐ横に観光バスが待ち構えていて向かった先ではワサビ漬けを体験し帰りもヘリコプター。今回の行程の場合、総額約300万円だが、飛行時間が増えると金額は安くなるという。空飛ぶクルマやドローンに加え、需要の掘り起こしが進むヘリコプター。エアモビリティの将来について川崎重工は、「3人でいいとなれば空飛ぶクルマを選ぶ、家族親族一同で移動するなら大きなヘリコプターに乗っていただく。そういうバリエーションとして提案できればいい」としている。