縁起物として知られる高崎だるま。高崎市はだるまの生産量が日本一で、駅弁でお馴染みのだるま弁当も高崎が発祥。高崎でだるま作りが始まったのは200年以上前。今は約50件の工房で70人程の職人が伝統を継承。工房によってだるまの顔が違うという。高崎だるまの発祥の地といわれる少林山達磨寺。本堂にぎっしりと積まれただるま。願掛けをして願いが叶ったものがおさめられ、供養を待つだるまだという。だるまはもともと、実在のお坊さん。インド人のお坊さんで、座禅をしている姿が親しまれるようになったという。1783年の天明大噴火で大飢饉となり、だるまづくりを付近の農家に教え副業になったという。それが広まりこのあたりの産業になっていったという。このお寺ではだるまの絵付け体験ができる。好きな色の達磨に、金色で願い事、黒墨で眉やひげを描いていく。高崎だるまの眉毛は、長寿を象徴する鶴が描かれている。福だるま・縁起だるまとも言われている。ひげは亀を模している。絵付けしただるまに魂を入れてもらえる。願いを読み達磨の左目に小さな点を描き加えてくれる。きっかけの一点を中心に目を大きく描き入れていく。願いが叶ったときや、1年後を目安に右目を描き入れ供養してもらう。