吉良を討ち取ったと言われる槍は屋内用に短くしていた。討ち入りの戦術は裏門と表門から攻め、庭の見張りと屋敷内斬り込みで分かれていった。敵一人につき三人一組で戦った。屋敷に潜入すると弓の弦を片っ端から切断するなど有利に戦いを進めた。約1時間で屋敷を制圧したが吉良が見つからず、吉良の捜索にさらに1時間かかった。浪士たちは浅野内匠頭が松の廊下でつけた傷跡で吉良を確認した。吉良側は死傷者約40人、赤穂浪士側は死者0人・負傷者は数人で完遂。浅野内匠頭の祖父の代から江戸の火消しとして浅野家は有名だったため、火消しだからこそ浪士たちは統制が取れていた。