「君と宇宙を歩くために」の作者は泥ノ田犬彦さん。去年6月から講談社アフタヌーンWeb増刊の「&Sofa」にて連載中である。単行本は1巻出ている。今月22日に単行本2巻を発売する。先月マンガ大賞2024の大賞を受賞した。マンガ研究者のトミヤマユキコ氏によると「爽やかな青春マンガに留まらない魅力がある」という。勉強が苦手でバイトも長続きしないヤンキーの小林くんの同じクラスに転校生の宇野くんがやってくる。宇野くんはたくさんことを同時にできなかったり大きな声や知らない人が集まる場所が苦手で普通ができない。状況を乗り越えるため宇野くんは日常のルールや対処方法が書かれたノートを持ち歩き人と同じ生活をするための工夫をしていた。小林くんは宇野くんの生き方に惹かれ、不得意と向き合うようになる。