メキシコが撤退の意向を示したことで他の国も続くのではないかという懸念がある大阪・関西万博では、会場の建設費をめぐっても注目が集まっている。そもそも大阪・関西万博は2度にわたり会場の建設費が見直されその度に金額が膨れ上がっている状態となっている。会場の建設費の負担は大阪・大阪市が3分の1、経済界が3分の1、政府が3分の1となる。中でも建設費を押し上げている一因とされているのが大屋根(通称:リング)で、万博のシンボルとなる建築とされており世界最大級の木造建築物になる予定だが、万博終了後は解体される予定だという。リングについては今年9月に任命された自見はなこ万博担当大臣が10日の会見で、リングは日除けの熱中症対策と必要性を強調しており、すでに建築が始まっており再設計は考えていないと発言。また経団連の十倉会長も“リングは必要でぜひやりたい”と発言していたが、野党は“世界最大級のムダ遣い”と批判している。増田さんはシンボルとなるリングの取り壊しについて「なぜ取り壊さなければいけないかよくわからない」「素晴らしいものを作るなら後々どう使うのかを考えればいいのにと思う」などとのべた。田中さんは「イベントの経済学から考えると最も重要なのは意義や理念だが、浸透しておらずもう一度問い直すことが必要」などとのべた。池上さんは、「今どき万博を目指し世界の人がくるのかが疑問だし、ドバイ万博ではパビリオンが残っており環境について考える教育施設になっていて子供達が社会科見学にきて勉強している。」などとのべ「日本は全部取り壊すのか、考えられない」などとのべた。