2024年9月22日放送 20:50 - 22:24 テレビ東京

海と大地を救う!ニッポンの挑戦者たち“絶品”ウニで海の砂漠化ストップ!
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出演者
二階堂ふみ 
海と大地を救う!ニッポンの挑戦者たち
「ウニ不足」「磯焼け」を解決 ”迷惑ウニ”を”絶品”に!驚きの作戦

大手寿司チェーン「スシロー」。国内に645店舗がある。今日の主役はウニ。スシローを運営するFOOD & LIFE COMPANIESでは険しい表情。数あるネタの中でもウニの仕入れは年々、難しくなっている。今はチリなどから仕入れているが足りない状態が続く。一方、山口・下関市では大量のウニが。だが中身がない。豊かな海に欠かせない海藻だが、ウニが増えると海藻を食べ尽くし磯焼けの状態に。近年、温暖化の海水温上昇でウニが大量発生しバランスが崩れている。ウニは生命力が強く岩やコンクリートの成分だけで生き延びるため、痩せたウニしかいない海が増えている。磯焼けはあらゆる生き物にも影響し、日本の漁業に深刻な打撃で漁師にとって死活問題。ウニノミクス・石田晋太郎さんは磯焼けと闘うチャレンジャー。日頃、お世話になっている漁師に見せたいものがある。入っていたのは中身が詰まったウニ。もともとは中身がなかったウニ。カヨイ ウニ ベースには約8万匹のウニがいる。ウニノミクスではウニを買い取り水槽で育て美味しい商品に変えている。取り扱うウニの量は年間40トン。可能とした独自技術がコンブ。本来、ウニが食べているコンブなどの海藻を与えることで天然に近い味となる。その味は名店からも注目されている。海の厄介者が高級食材へ生まれ変わっていた。

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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

海と大地を救う!ニッポンの挑戦者たち
”絶品ウニ”を売り 海を甦らせる大企業を辞めて挑むワケ

ウニノミクス・石田さんは入社してからまだ3年半。住友商事や味の素といった大企業に20年以上、勤めてきた。そんな中で出会ったウニノミクスは設立から1年、ウニを育てる技術で事業化を目指していた。創立者・武田ブライアン剛さんの言葉に惹かれたという。環境問題をビジネスで解決する考えに共感し転職を決めた。

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「スシロー」「漁師」とタッグ”迷惑ウニ”を”絶品ウニ”に!拡大へ

ウニノミクスに商機が巡ってきた。8月上旬、施設にやってきたのはスシローの運営会社。2027年7月、両社は資本業務提携をして商品開発を進めることになった。ウニノミクスにとっても大きなチャンスだった。ただ立ちはだかる壁が。スシローが扱う生ウニは1か月で約60皿分で山口の施設だけではまかないきれない。ただウニが売れれば売れるほど磯焼け問題は解決する。富山県にも磯焼けが。地元の人から相談を受けやってきた石田さん。実は富山生まれ。期待を背負った石田さんは事業化に向け新しい施設が作れないか役場に相談を行った。実現すれば、これまでの6倍となる。来年の着工を目指し交渉を続ける。

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”絶品ウニ”を売り海を甦らせる 始動!世界を巻き込む大作戦

環境改善をしながらリア機を出す企業をゼブラ企業と呼ばれ世界で注目を集めている。石田さんはカナダ・セントジョンにいる。ここでも海底はウニだらけ。海からほど近い場所に初の海外生産拠点を建設。来年4月の稼働に向け準備中。ここでもカギとなるのがコンブ等を使用したエサ。肝心なのは現地で受け入れてもらえるか。カナダの拠点が完成すると北米市場での取引が可能となる。

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荒廃地が”奇跡”の畑に大変身!生き物を絶滅から守る秘密

8月下旬、長野・上田市に観光バスがやってきた。目的はワイナリー。キリングループのワイナリーの椀子ヴィンヤードで、ワールド・ベスト・ヴィンヤードのベスト100に4年連続選ばれアジアNo.1。かつては耕作放棄地だった。2003年に畑を開き、多くの命が息づくようになった。目指すのは美味しいワインを作りながら自然の営みを守ること。シャトー・メルシャンの勝野さんは大地を甦らせるチャレンジャー。

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”奇跡”のワイン造りで世界に挑む 逆転の発想が生き物たちを呼ぶ

フランスなどのブドウ畑は雑草を生やさない栽培法が主流。一方、シャトー・メルシャンではあえて雑草を活かすことにした。メリットは水分量が抑えられ実が凝縮すること、生存本能を刺激し実がなりやすいこと、堆肥の役割をはたしてくれる。勝野さんは東北大学農学部出身、家族と離れ今はワイナリーの近くで一人暮らしをしている。34歳の時に本場フランスに留学し、フランス国家認定ワイン醸造士の資格も取得した。椀子ならではの独自のワインを造り世界に打って出たいと考えている。8月中旬、深刻な事態が。病気が予想以上の広がりをみせていた。猛暑が影響し、このままでは収穫量が激減してしまう。数日後、現場が動き出した。例年9月に入ってから収穫していたが、前倒すことに。問題はワインを作るのにブドウが熟しているか。GOを出せるのは糖度20度。だが17度と悩む日々。

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シャトー・メルシャン東北大学

勝野さんを訪ねた農研機構・楠本さん。キリンと農研機構が共同で調査・研究している。こうした場所にいる動植物が危機。日本の草原面積は現在1%未満。そこで楠本さんとキリンは上田市と組みオオルリシジミ復活大作戦を行うことに。挑戦するのは地元小学生。クララの苗を育てて椀子ヴィンヤードに植える計画。9月12日、真夜中に収穫を決断した。夜に糖度が上がり香り成分が増えるため少しでも良い状態で収穫しようという。この日は約2300本分を収穫。一方でまだまだ知られていない椀子のワイン。アピールチャンスが訪れた。国内の実力ワイナリーが集う試飲会に参加できることになった。目指すは世界で戦えるワイン。

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世界でも戦えるワインを目指すシャトー・メルシャン。本場・ヨーロッパでも売り込みが始まった。温暖化が進むなか、シャトー・メルシャンは涼しい場所に畑を作った。

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二階堂ふみ ケニアで衝撃の連続 動物が伝える驚きの真実

二階堂ふみがケニアを訪れた。野生動物の姿を間近で見たいとずっと思っていた。きっかけは一緒に住む動物たち。二階堂が向かったのはどうしても行きたかった場所。

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ケニアツァボ国立公園
ケニア・・・人間と動物の”衝撃” マサイの生活から見えること

二階堂が向かったのはどうしても行きたかった場所。シェルドリック動物孤児は孤児となったゾウを保護する施設。現在、20頭ほど受け入れ自然に還す活動を行っている。一方、野生のゾウがいる場所の目と鼻の先に集落が。出迎えてくれたのはマサイの人々。マサイはかつて牛やヤギなどを育てる遊牧民だった。だが今では国立公園の近くに定住し観光客を受け入れている。それは生きていくための知恵。一方で人口も増え野生動物とのトラブルが。ゾウに殺される事件も少なくない。人の生活は便利になっていくが動物の生活圏は縮小している。

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ケニアシェルドリック動物孤児院フェイスブック
アメリカの大都会 光と影 衝撃!ゴミを食べる動物たち

ケニアに大自然が残る一方で、首都ナイロビは急激な経済発展を遂げている。しかし負の側面も。ダンドーラゴミ処理場が多く集まる。周囲のスラム街の人々にとっては生活の糧。ゴミを目当てに集まるのは人間だけでなく動物も。

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ダンドラゴミ処理場ナイロビ(ケニア)
ゾウが減ると大自然が消える?フンのリレーが起こす”奇跡”

レッドリストは4万5321種。

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