あす11月5日は国連が定めた「世界津波の日」。それを前に和歌山市などでは、南海トラフ巨大地震の発生を想定した大規模な防災訓練が行われた。訓練は毎年この時期に国が全国の自治体と行っていて、ことしは和歌山県と大阪府の合わせて4か所の会場におよそ2000人が集まった。このうち和歌山市内の港では、南海トラフ巨大地震が発生して大津波警報が太平洋沿岸の広い範囲に出されたという想定で避難が呼びかけられた。警察と消防、自衛隊が連携して倒壊した建物から要救助者を助け出したり、自衛隊が津波で流された人をボートで救助したりする手順を確認していた。