指定価格制度を先に導入したのがパナソニック。今月発売したドラム式洗濯乾燥機も指定価格制度の対象である。衣類の撥水機能を独自の乾燥技術で回復させる他セーターなどのシミを落とせる酸素系漂白剤を自動投入できる機能も追加した。これまでパナソニックではマイナーチェンジを繰り返しながら新製品を販売しその度に開発コストなどが負担となっていたという。しかし3年前から一部商品を指定価格制度の対象とすることで利益を新たな商品開発に回すことが可能になりより高付加価値の製品を生み出せる仕組みづくりができたという。中根氏は「各メーカーの競争力がある製品とそうではない製品のあぶりだしになる」などと話した。