近年需要が高まっているのがベビーシッター。保育園のお迎えから食事やお風呂、寝かしつけまで面倒をみてもらえる。篠原遥さんは週に3日ほどベビーシッターを利用していて、1か月で約10万円以上かかるという。篠原さんが利用している企業割とは、こども家庭庁の「企業型ベビーシッター割引券」のこと。小学3年生の子ども1人あたり最大1回4400円割引になる。政府や企業などの広報不足に加え、使いづらい現状もあるという。会社がこの制度を申請しない限りは使えず、仕事中で育児ができない場合に限られている。台東区のベビーシッター利用支援では、最大1時間2500円、年間144時間で36万円が補助される。対象は小学3年生までの保護者で、条件はリフレッシュなどでも利用可能。自治体独自のベビーシッター支援は東京を中心に広がりを見せている。