首都圏を中心に相次ぐ闇バイトによる強盗事件などの犯罪が大きな社会問題になっている中、東京・品川区にあるホームセンタでは去年の夏ごろから防犯機器などについての問い合わせが増え店内の目立つ場所に並べている。こうした中、東京都が個人宅での対策を強化してもらおうと新年度、防犯機器の購入費用を補助する方針を固めたことが関係者への取材で分かった。防犯機器の購入費用を支援する自治体に補助する仕組みで都民が防犯カメラやカメラ付きインターホンといった防犯機器を購入した場合、費用の2分の1を2万円を上限に補助するとともに自治体の事務費を交付することも検討しているという。また、闇バイト関連の投稿がSNSにされていないかAIを使ってチェックする取り組みを始めるための予算を計上することも検討しているという。都は知事による査定を経て新年度予算案に盛り込むことにしている。