おととい発表された東京23区の中古マンションの販売価格は70平米で1億1034万円を超えている。1年前と比べると37%上昇しており、直近5か月は連続で1億円を超えている。最も高かったのは千代田区、次いで港区で、いずれも2億を超える価格となっている。港区港南にあるマンション「ブランズシティ品川テラス」は、品川駅まで徒歩13分で東京湾を望める位置にある。新築67平米3LDK定期借地権付きマンションとなり価格は9820万円から。価格が抑えられている理由の1つである定期借地権付きマンションは、土地は長期契約で借りるので購入者に土地の所有権はない。ライフルホームズ総研の中山氏によると近隣同水準の土地の所有権がある分譲マンションに比べ、購入費用が2~3割程安いという。千葉県市川市のマンションでは、1LDK4170万円、3LDK7700万円からとなっている。分譲の供給は3年連続で減少傾向にあるが、定期借地権付きマンションは1500戸を超える予想となっている。注意点としては、月々の費用に地代と解体準備積立金が乗ってくる。
