月刊食堂・通山茂之編集長に聞いたナイスアイディアで急成長するチェ―ン店。牛カツブームの火付け役とも言われる「牛カツ京都勝牛」は、京都発祥で国内外88店舗展開。独自のタイパ調理にヒットの秘密が。薄い衣で揚げられた牛カツは高たんぱく質でヘルシー。7つの部位から選ぶことができ、肉は企業秘密のマシンで保存している。秘密を知る通山編集長は「肉のドリップが流れ出ないように肉を保管できる。肉の味が落ちる最大の要因は肉のドリップが流れ出したこと」と話した。株式会社ゴリップ・洪代表は「大切なのは肉をカットする時の厚み」と話した。肉の厚身を一定にしてオートフライヤーで揚げることで誰が揚げても同じ仕上がりになる。京都ならではのだし醤油や山椒塩など豊富な種類のたれと薬味。さらにテーブルには熱々の鉄板があり、追い焼きもお好みでできる。洪代表は「「揚げ物なのに断面を焼くのかい」というところがあった。体験していただいた方が楽しさもアップして良い」と話す。通山編集長は「基本的にインバウンド狙い。外国人旅行者が多い街を狙って出店してくる。外国人客は支払いを抑えないので客単価が上がる。出店戦略という意味では他社さんとは戦略は違うなという感じ」と話した。