広島県尾道市は造船の町として知られる。地元造船会社が全長30メートル、定員150人の次世代船を造船している。この船は水素から電気をつくりモーターで動くため二酸化炭素排出がゼロの水素燃料電池船。来年4月からの大阪・関西万博の会期中は、中之島からユニバーサルシティポートを経由して会場まで40分でつなぐ計画。プロジェクトを主導しているのは、水素燃料事業における日本の先駆者・岩谷産業。水素船はエンジンがなく臭いもしないので乗り心地が良いという。課題はモーターの馬力。時速約20キロと速度が従来船の半分しか出せないという。馬力を活かすため船体はアルミ製にして軽量化。今年半ばの完成を目指して建造している。岩谷産業は先月、万博会場の対岸に船専用の水素ステーションを設置。大阪湾での試運転は来月から始まる。
日本の水素船にはライバルがいる。それはスイスのスタートアップ「モビフライ」の次世代船。燃料はリチウムイオン電池の電動船。定員12人で最高時速70キロ。ほかにもスイスのスタートアップ「アルマテック」も水素燃料電池船を開発している。一方、万博に先駆けて注目されている日本の次世代船「ハナリア」は、4月に福岡での就航を目指している。商船三井グループなどが出資するスタートアップ「モテナシー」が開発している。ハナリアは日本発の仕組みで動く旅客船。船内には水素燃料電池・バイオ燃料発電機が搭載されているハイブリッド旅客船。ハナリアの二酸化炭素排出量は、従来と比べ53%以上削減されている。
日本の水素船にはライバルがいる。それはスイスのスタートアップ「モビフライ」の次世代船。燃料はリチウムイオン電池の電動船。定員12人で最高時速70キロ。ほかにもスイスのスタートアップ「アルマテック」も水素燃料電池船を開発している。一方、万博に先駆けて注目されている日本の次世代船「ハナリア」は、4月に福岡での就航を目指している。商船三井グループなどが出資するスタートアップ「モテナシー」が開発している。ハナリアは日本発の仕組みで動く旅客船。船内には水素燃料電池・バイオ燃料発電機が搭載されているハイブリッド旅客船。ハナリアの二酸化炭素排出量は、従来と比べ53%以上削減されている。
住所: 東京都港区虎ノ門2-1-1