政治部官邸キャップ・平本典昭が国会記者会館から中継。(1)関係一変「小石河連合」。(2)「小石河」実力を独自分析。(3)準備加速も…“小泉氏の焦り”について解説。3年前の総裁選は“小石河連合”(小泉氏、石破氏、河野氏)がタッグを組んでいたが、今回はそれぞれが出馬するとみられる。この中の一人に話しを聞くと、前回は3人集まり、ようやく一人前だったが、今回はそれぞれ一人で戦える実力がついたと話したという。今回、麻生氏は河野氏を支援。菅氏は小泉氏を支援。前回、小石河連合は世論の支持を背景に”党員票”がトップだったが、今回、この”党員票”が誰に多く流れるのかがポイントとなる。「小石河」の実力を独自分析したグラフを紹介。石破氏は幹事長・閣僚を何度も務め経験が高い。一方、党内支持が弱いのが特徴。多くの自民党議員は、石破氏が党員票を一番獲得するだろうと指摘しており、これが強み。河野氏は外務大臣やデジタル大臣などを務め、バランス良いのが特徴。脱派閥の中で派閥の支援を受けているのが不安視される点もある。小泉氏の強みは43歳という若さと知名度からくる刷新感。一方、弱点は環境大臣だけという経験不足。小泉氏が焦ってる点はいくつかある。きのう出馬表明をした小林鷹之氏と小泉氏は戦略が対照的。小林氏は低い知名度を上げるべく、長い選挙戦をフルに活用し先手必勝を狙ってる。一方、小泉氏は、じっくり戦う戦略をとってる。その中で、想定外の”焦り”が出てきてるのではないか。今でも「安倍派」に影響力を持つ森元総理大臣が安倍派のベテラン議員に対し、小泉氏を支援するよう働きかけてる話もある。このような動きから小泉陣営の中には、「安倍派の色が出ると、裏金事件と結びつき刷新感がなくなる」と心配する声もある。
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