内閣府が発表したことし4月から6月までのGDP(国内総生産)の改定値は、物価の変動を除いた実質の伸び率が前の3か月と比べて+0.7%だった。これが1年間続いた場合の年率に換算すると+2.9%となり、先月15日に発表された速報値から0.2ポイント下方修正された。GDPの伸び率がプラスとなるのは2期ぶり。GDPの半分以上を占める個人消費は、前の3か月からの伸び率が速報値の+1.0%から+0.9%に引き下げられた。企業の設備投資も最新の統計の結果を反映した結果、速報値の+0.9%から+0.8%に引き下げられた。一方モノやサービスの輸出は+1.5%と、速報値から0.1ポイント引き上げられた。輸入は+1.7%と速報値と同じ水準だった。4月から6月までのGDPでは個人消費が5期ぶりにプラスに転じていて、今後も消費の伸びが続き経済の成長に勢いがつくかが焦点。