きょうのテーマは、「日本の投資不足は解消するのか?」。ピクテ・ジャパン・大槻奈那氏は日本の長期的な潜在成長率を見るとまだ1%未満。アメリカは2%ぐらい、ユーロ圏でも1%強ぐらいということでやっぱり低い。内訳を見ると目立つのが労働投入量。もう一つが改善の余地があると思っている資本の投入量。伸び悩む理由(1)企業自体が創出するマネーが投資に回らない。投資家も増配とか自社株買いということをやみくもに迫るというより持続的な高成長のために企業に投資を促していくべきではないか。(2)海外からの投資が少ない。日本に対しての直接投資というのを主要国で比べてみると他国はGDPに対して3~9割だが日本は1桁。昨年は対日直接投資加速化に向けた優先プログラムを発表している。安定的なリターンが生まれそうなインフラ投資に注目した方が良いのではないかなどと解説した。