今月、都内の中学校の修学旅行で貸切バスが手配できず、電車での移動を余儀なくされたという。知らせを受けた中学校の校長は「修学旅行実施の間近だっただけに驚いたというのが正直なところ」などと話した。学校側によると、当初は東京方面から新幹線で移動し、新大阪駅で貸切バスに乗り換える予定だったが、生徒からの要望で今年1月に京都駅でバスと合流するよう変更したという。ツアーを担当した近畿日本ツーリストによると、予定の変更に対応できるバス会社が見つからなかったとのこと。慢性的なドライバー不足と2024年問題により、学校行事にまで影を落としているという。札幌のツアー会社では今年2月に予定されていた小学校のスキー教室を中止にしたケースも。その理由もまたドライバー不足だった。札幌のツアー会社は今年4月から新規ツアー予約を全て断っているという。