人手不足が続く建設業界について。近くまとまる政府の経済対策で、国土交通省は建設業界の賃上げを促す取り組みを盛り込む方針で、業界特有の多重な下請け構造が現場で働く人の賃上げを妨げるおそれがあるとしている。新たな取り組みとして実態の調査を行い、業者間の業務の委託が専門性のもとで分担されているかなどを確認し、必要があれば改善指導を行う。下請けの適正化に向けては、新たな制度の導入も視野に対策の強化を検討し、建設業界全体で人手不足の改善につなげる持続的な賃上げの環境作りを目指すことにしている。
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