大川さんは「12月の利上げ観測が一段と高まっている中でも、堅調な米国経済やトランプ氏の再選で急速に円安ドル高が進行していて、ある意味止まらないような状況です。更なる円安に対するけん制の意味も含め、日銀の植田総裁から何らかのタカ派の発言が出てくる可能性が高いです。今回の衆院選で、与党への発言力が増した国民民主党が、追加利上げに関して、来年の春闘の動向が見える3月までに回避すべきと表明しています。こういった圧力、意見に対し日銀が屈さない、独立性があると強調する意味でも適切なタイミングでの利上げの意思を市場参加者に日させることは重要。植田総裁は今週の名古屋だけでなく、20日にもフランス・パリで講演をするので、そこも注目です」などと話した。