高市政権の高い支持率から野党側からは攻めづらいとの声も出ているが、立憲民主党・野田代表は高市総理の危うさを浮き彫りにしたいと語った。午後、最初の質問に立つ野田代表は日本テレビの取材に応じ、「将来世代のために大所高所からいい議論をしたい」と意気込みを語った。野田代表は討論では緊張感が増している日中関係、物価高対策、企業・団体献金などの政治とカネをめぐる問題について質問する考え。ある立憲民主党幹部は「少数与党という状況で立憲の政策を実現するチャンス。批判・対決型ではなく対話・提案型の議論をする」と戦略を話している。また国民民主党・玉木代表は「年収の壁178万円への引き上げ」について、そして野党として初の党首討論となる公明党・斉藤代表は「非核三原則を堅持するのか」高市総理に迫る考え。一方高市総理も初の党首討論ということで、準備に余念がない。総理周辺は週末の海外出張中もトランジットの合間などに党首討論の資料を集めて勉強をしていたようだと話している。
