国税庁がきょう、民間企業で働く会社員やアルバイトなどの平均給与を発表した。去年の年間の平均給与はおよそ460万円で、おととしから2万円ほどアップして3年連続の上昇となった。業界別に見ると、最も高かったのが電気・ガス・熱供給・水道業の775万円で、前の年からの伸び率も3.7%と高い水準だった。2位は去年から−0.6%となった金融業・保険業の652万円。3位は+2.7%となった情報通信業の649万円。7位までに入った建設業の人(30代)は、年収400万円ほど、製造業の人(30代)は、650万円ぐらいだと話した。3位の情報通信業で、2人でIT企業に勤めるという夫婦は「(夫の年収は)1000万円、(妻の年収は)600万円くらい」と話していた。一方で平均給与の低かった業界は、サービス業の378万円や農林水産・鉱業の333万円など。最も低かったのは宿泊業・飲食サービス業の264万円で、前の年からの下げ幅も−1.5%と最も大きくなった。