スポーツの祭典・パリ五輪が徐々に近づいている。準備は本格化。聖火の採火式が、ギリシャ・オリンピアにある遺跡で行われた。IOCやパリ五輪組織委員会の関係者が出席。IOC・バッハ会長は「2800年前、この聖なる地で人類への偉大な贈り物である五輪が誕生した」と述べた。古代の衣装に身を包んだ女性たちによる伝統の儀式が行われ、聖火がともされた。IOCによると今回は曇り空だったため、リハーサルで採火した予備の火を使用。第1走者を務めるギリシャのアスリートが、古代オリンピック競技場をスタートして聖火リレーが始まった。聖火はギリシャ国内をリレーされたあと、海路でフランスに渡り、約1万人のランナーによって、世界遺産のベルサイユ宮殿やモンサンミシェルなどの観光名所を巡り、開会式が行われる予定のセーヌ川へと運ばれる。パリ五輪は、ことし7月26日に開幕する。