日本政府観光局が17日に発表した3月の訪日客数は308万1,600人と新型コロナ流行前の2019年3月を11.6%上回った。単月で最も多かった2019年7月を超え初の300万人超えとなった。また、観光庁が17日に発表した24年1-3月の旅行消費額は1兆7,505億円と四半期ベースで最大となった。円安による割安感が高価格帯の消費を後押しした他、宿泊にかけるお金が増えた。ただ、観光客の急増に伴いオーバーツーリズムが深刻化しており、持続可能な観光地づくりに向けた対策も重要性を増している。(日経電子版)