北九州市は門司区の複合公共施設の建設予定地で見つかった旧門司駅の遺構を今月中にも取り壊すことになり一連の造成工事が始まった。市は一連の造成工事を今年度中に終えたいとしている。遺構を巡っては去年の発掘調査で駅の遺構と見られる赤レンガや機関車庫の基礎部分が見つかったほか、おとといまで行われた追加の調査では旧駅舎の敷地を囲む石垣や倉庫跡などが見つかっている。こうした状況を踏まえてユネスコの諮問機関、イコモスや市民団体が現地での保存を求める一方市は遺構の展示方法について対応を検討していて、今月中には具体的な方針を示したいとしている。