トランプ関税をめぐって混乱。アメリカの国際貿易裁判所が関税政策の一部差し止めを命じたことについて、連邦控訴裁判所は、29日国際貿易裁判所の命令を一時停止する判断を下した。国際貿易裁判所が関税政策の大部分の差し止めを命じたことについてトランプ政権は、29日、控訴裁判所に提出した文書の中で「何カ月にもわたる外交交渉を台無しにする恐れがある」などとし、トランプ政権は控訴裁判所が、差し止めの判断を一時停止しない限り連邦最高裁判所に介入を求めるとの方針を示した。これに対し控訴裁判所は、トランプ政権からの申し立てを審議する間、差し止め命令を一時停止する判断を下した。関税は引き続き効力を持つことになる。