北朝鮮の外務次官が国連総会で演説し、非核化に応じない姿勢を改めて強調した。北朝鮮の金正恩総書記は今月、トランプ政権が非核化を要求しなければ対話に応じる可能性があるとの考えを示した。北朝鮮のキム・ソンギョン外務次官は、非核化に応じない姿勢を示し、韓米日の軍事協力を批判し核保有はこれに対抗する自衛権だと主張した。また核兵器は事実上朝鮮半島の力の均衡を担保しているとも主張した。米朝対話最下位の可能性については言及しなかったものの、北朝鮮に対する尊重と友好を前提に思想と制度が異なる国との対話可能性は開かれているとしている。北朝鮮が7年ぶりに代表を派遣して非核化を受け入れない姿勢を重ねて強調した。トランプ政権は慎重な姿勢を示しているものの、来月のAPEC首脳会議を契機に米朝首脳外交が再開される可能性があるとの見方が出ている。