中国はイスラエルとハマスの対立をどう見ているのかなど、スタジオ解説。中国とパレスチナの関係としては、1988年パレスチナが建国宣言後いち早くパレスチナを国家として承認、今年6月にはパレスチナ自治政府のアッバス議長が中国を訪問し、そこで習近平国家主席はパレスチナが独立国家であることと国連の正式加盟国になること、イスラエルと平和共存される2国家共存の解決案を支持するなどパレスチナと良好な関係にある。また中国とハマスの関係としては、16日に国連安保理がイスラエルとハマスの軍事衝突をうけ開いた緊急会合でロシアが提出した決議案が否決された。理由としては民間への暴力やテロ行為は批判したがハマスへの言及がなかったこと。しかし中国はロシアの案に賛成しておりハマスを支持しているという見方もできる。中国とイスラエルの関係としては、近年中国はイスラエルの軍民両用の技術分野やインフラに積極投資しており、関係性を深めている。こうした中、アメリカのブリンケン国務長官は14日、中国の王毅外相との電話会談で“中東での影響力を行使するよう促した”とされている。能條さんは、それぞれの外交の思惑があると思うのですが中東と今起きていることは分けて考えてほしいなと思ってしまうなどとコメント。柳沢さんは、ブリンケン国務長官が中国に頼んだのが本当ならば中東諸國を含め“そんなもんかアメリカは”となるなどとコメントした。
URL: http://unic.or.jp/