世界には気温50℃を現実として生きているところがある。今年7月には米国・カリフォルニア州のデスバレーで55℃を記録。サウジアラビアのメッカでは52℃近くになった。南極の冬の気温はマイナス25℃だが、通常の気温より30℃高くなっている。2024年はかつて記録されたことのない最も暑い年になることはほぼ確実。産業革命以前と比較し、今年初めて2015年のパリ協定で示された目標である1.5℃を上回ることが示されている。米・トランプ氏の当選により希望はさらに薄くなった。トランプ氏は石油とガスの生産を推進し、風力発電計画を中止し、パリ協定から再び脱退すると約束している。米国の温室効果ガスの排出が早いスピードで減っていくことはないとみられている。
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