ことしの春の園遊会では、62年ぶりにルートが変更された。天皇皇后両陛下、秋篠宮ご夫妻ら、愛子さま・佳子さまらでルートが分かれた。ひとつの場所に招待客が集中してしまい、体調を崩す人がいたことから、ルートを分け、それぞれの場所で歓談する形になった。火災で焼失した首里城の再建に取り組む歴史学者・高良さんとの歓談の場面。高良さんは、全国から専門家職人に来てもらっている、若い世代も多数参加しているなどと話し、天皇陛下は、技術が受け継がれて、焼ける前に首里城に1回伺った、素晴らしい建物だったなどと話され、雅子さまは、出来上がりが楽しみでございますねなどと話された。専門家によると、令和に入り、1人1人との会話時間が長くなっていて、参列者の先にいる国民を意識し、多くの人に声をかけたいというお気持ちもあり、今回ルート変更に至ったという。現在、両陛下の会話を録音できるのは園遊会だけだが、今後、園遊会以外にも広がる可能性があるという。杉村は、天皇皇后両陛下を前にしたら、緊張で何も喋れなくなるのではないかと思うが、出席者によるとお話しやすいという、出席者も会話が楽しめる時間になっているのが、令和流なのではないかなどと話した。萩谷は、天皇皇后両陛下をはじめ皇族の普段見られないお人柄が見える気がして、親しみが湧くなどとし、女性皇族は結婚したら皇族ではなくなり、他の皇族の負担が増えることになる、女性皇族をどうしていくのかは喫緊の課題で、議論する必要があるなどと話した。