香川県は、土庄町の豊島に大量の産業廃棄物が不法投棄された問題を受けて、平成3年に処理に関する指導要綱を定め、県外からの廃棄物の受け入れを原則禁止としてきた。一方、生活する上でやむを得ないと知事が認めた場合などは例外として受け入れ、県によると令和4年度は約10万トンが認められたという。こうした中、県は審査の透明性を高めるため、受け入れの基準を明文化し、要綱に盛り込むための検討を始めた。受け入れを認めるケースとして、処理できる施設が限られている場合や、一時的な保管や試験研究を目的とする場合、それに廃棄物を最終処分する事業者が処分場の跡地の利用を見据えて早期に埋め立てる場合などを想定している。香川県庁の映像。