国民年金の保険料納付期間は、現在20歳~60歳までの40年となっている。厚生労働省は公的年金が将来にわたり健全に維持できるか点検する「財政検証」で、この納付期間を65歳までとした場合に、将来世代が受け取る年金額の試算を行う方針だという。この他、一定の給与がある高齢者の厚生年金を減額する「在職老齢年金制度」の変更や、給与が高い会社員らの保険料引き上げなども試算を行う方針で、今日の午後に専門家らの部会で議論を開始する予定だという。厚労省は夏頃に結果を公表し、年内にも年金制度の改正案をまとめたいとしている。