五輪に現れた新星がいれば、去りゆくエースもいる。今季で引退を表明している坂本花織は、フリーの後舞台裏で右膝から出血していた。フリーの演技を見返すと、リンクに膝をつく振り付けがあった。プロスケーターの織田信成さんは「ニースライドという膝をついたスライディングの動き。公式練習から同じところばかり膝をつくので、皮膚が薄れていく。それくらい気を張り詰めて頑張っていたのではないか」などと語った。今大会団体戦を含め4回の演技に挑んだ坂本は、ラストダンスで膝に限界が来たのか。膝をつく振り付けにこだわった理由について、織田さんは「膝をつく動きを取り入れると、スピンの評価につながる。ギリギリまで絶対に得点を落とさないという気合の現れ」などとコメントした。
