能登半島地震のあと、避難所での生活が長期化して運動の機会が少なくなっている高齢者などの健康づくりにつなげようというイベントが穴水町で開かれた。これは県立看護大学の教授と学生たちが穴水町の公民館で開き避難所での生活を続ける高齢者などおよそ40人が参加した。初めに、県立看護大学・垣花渉教授が避難所生活で運動の機会が減ると健康を保てなかったり、命に関わる病気になったりすることもあると指摘したうえで、自分で目標を立てて体を動かすことを続ける「スモールチェンジ」による健康づくりが大切だと呼びかけた。このあと参加者たちはいすに座ったままで、つま先や太ももゆっくり上げ下げする手軽にできる筋肉体操をしたり学生と一緒に1人ずつテレビを見ながら体を動かすなど健康づくりの目標を立てたりしていた。