「NHKニュースサイト」から記事を紹介。きょうは「義務化でも…通園バス 置き去り防ぐ安全装置。設置後に降ろし忘れが なぜ?」について。通園バスでの置き去り事故がなかなかなくならない。去年7月、埼玉県の認定こども園で4歳の男の子の降ろし忘れが起きた。添乗職員が目視での確認を怠った上に降車時のチェックも十分に行われていなかった。バスには子どもが置き去りにされ熱中症などで死亡する事故を防ぐため、設置が義務化された安全装置がつけられたばかりだったが、エンジンを切らないと警報音がならない仕組みとなっていたためこのときは作動しなかった。冷房が作動していたため男の子の体調に問題はなかったが、園長は「車内に安全装置を設置したという安心感で確認を怠ってしまったと思う」と振り返った。その後、園ではチェック表に降ろし忘れがないかどうかの項目を新たに作ったり、複数人で車内を確認するようにした他、保護者と桃園状況を共有するシステムを導入するなどの対策をとった。バスでの置き去りを防ぐための対策について専門家は「安全装置はあくまでヒューマンエラーを補うものに過ぎず、人間の目で何度も確認する仕組みを作ることが重要」と指摘する。記事では全国の安全装置の設置状況など対策の現状についても伝えている。