宇佐市長洲地区に伝わる「御殿灯籠」は初盆家庭が故人の霊を慰めるためのこの地域特有の飾り。壇ノ浦の戦いで敗れた平家の落人が都をしのんで作ったのが始まりとも言われている。地元の工房では今年4月ごろから本格的に始まった灯籠の制作が最盛期を迎えている。職人たちは3カ月ほどかけてつくった神社や仏閣の形をした飾りを幅2mほどの台座に豪華な飾り物を配置したりしている。完成した灯籠は発注した顧客のもとへ。この工房では市役所で展示するものも含め、合計10機の御殿灯籠を制作するということだ。
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