東京証券取引所によると去年1年間に東京と名古屋の証券取引所で売買された株式は、金額ベースで2645兆円余りとなった。前の年を30.7%上回る大幅な増加で、売買額はこれまでで最も多くなった。日経平均株価がおよそ34年ぶりに史上最高値を更新するなど、記録的な株価の上昇で取り引きが活発だったほか、金融機関や企業が手放した取り引き先や親密先の株式を海外の投資家などが積極的に買ったこと、さらにNISAの拡充で個人の投資家が増えたことなどが背景にある。投資家別で見ると、海外の投資家は買った額が売った額を1543億円上回る「買い越し」となった一方、個人投資家は株価が上がると利益を確保しようと売却する動きが多く、逆に買った額より売った額が2兆138億円多い「売り越し」となった。
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