韓国では大学修学能力試験が行われている。学歴重視の韓国ではその熱量が知られているが、今年は高校の学習範囲を超えた「キラー問題」の出題を控える形となっている。人生を決める日であり、今年は約50万人が9時間の試験を受けている。生徒が渋滞の影響を受けないように企業は始業時間の変更を要請され、株式市場も1時間取引を遅らせている。リスニング試験が行われる間は航空機の離着陸も禁じられ、例外は緊急時のみとなった。その一方で競争の激しさは若者の自殺などに繋がっているとみられ、塾代もかさむ中、出生率低下に影響を与えているものと見られる。