きのう投票が行われた衆議院の3つの補欠選挙はいずれも立憲民主党が勝利し、自民党は候補者擁立を見送った選挙を含め全敗した。今回、唯一の与野党対決の構図となった島根1区で自民党の新人に2万4000票余の大差をつけ当選した立憲民主党の亀井亜紀子氏はけさ、JR松江駅近くで活動をスタートさせた。長崎3区で当選を果たした立憲民主党の山田勝彦氏は日本維新の会の候補を破り、野党候補2人の争いを制した。補欠選挙で勝利した立憲民主党は引き続き自民党の派閥の政治とカネの問題を追及し岸田政権への攻勢を強めることにしている。一方、自民党は政治資金規正法の改正などを通じて信頼回復を図り、次の衆議院選挙に向けて態勢の立て直しを進める方針。