今年8月で原爆投下から79年となる。長崎県大村市には被爆者として歌人として平和への願いを短歌に読んでいる六田正英は91歳。短歌は手紙のようなものだと話した。六田は毎年原爆テーマの短歌を出品していて、9年前には県知事賞を受賞した。その時の短歌は同じ被爆者の妻を呼んだ歌だった。妻は10年前に亡くなり、六田はその夏初めて平和祈念式典に出席。死没者名簿に妻の名前が刻まれたことを歌に込めた。91歳となった今でも短歌教室でで講師を務めながら歌を詠み続けている。六田はこれからも被爆の記憶を歌に込めて攻勢に続けていきたいとしている。