重機を使い、桑の木を土から剥がした。根本が地面から完全に剥がれたら、枝を落としていく。掘り上げる際に根っこが短くなるので、枝とのバランスが取れなくなり栄養が行き渡らず枯れてしまう。そのため枝を切らなければいけない。こうして無事、桑の木の引っ越しが完了。根が安定するまで2年ほどかかるという。海水を煮詰めているのを待っていると、古川沙織さんが一服しませんか?とおにぎりとご飯のお供、ごぼうと新玉のかき揚げを持ってきてくれた。4時間かけ80リットルの海水が30リットルになった。塩水選の濃度になったか確認するため桶に移し、生卵をいれる。生卵が浮いてきたらOK。卵が浮かなかったので塩を足し濃度を高めた。新男米の種を塩水に入れ、厳選をおこなった。さらに、去年、岸が厳選した米「メッシ」も厳選した。厳選した米は芽を出す準備をするため12℃前後の水に浸した。このまま順調に行けば2週間後には種を撒くことができる。4月上旬、慎太郎が田んぼにやって来た。