現在福沢諭吉が印刷された一万円札。3日、渋沢栄一が印刷された新一万円札が発行される。ただ、新しい券売機の導入には100万円がかかると、対応に追われるラーメン店からは嘆きの声が聞かれた。渋沢栄一のふるさと・埼玉県深谷市では新一万円札の発行に向けたカウントダウンイベントが行われている。明日から発行される新紙幣(一万円札、五千円札、千円札)には、偽造防止のための3Dホログラム技術が用いられている。前日の2日、街では新紙幣を迎える準備が着々と進んでいる。新紙幣に対応する飲食店の券売機は、まだ5割程度に留まっている(日本自動販売システム機械工業会より)。一方で新たな詐欺被害にも注意が必要。長野県松本市では2日、警察が注意を呼び掛けた。都内では今年3月〜6月の間に、金融機関の職員を装った人物が80〜90代の4人に「古いお札は使えないので新紙幣に交換する必要があります」などとウソの電話をかけてその後自宅を訪ねてきたとのこと。4人は計約1500万円騙し取られたという。