都内にある商社では、アメリカ産のカルローズの取扱を去年始めことし9月以降販売量が増えているという。価格は5キロ税込みで2970円、先月の販売量は約1000トンで特に高齢者施設や弁当販売業者などからの引き合いが強いとのこと。きょう発表されたスーパーのコメの平均価格は、今月2日までの1週間で5キロあたり税込み4235円と前の週より27円上がって、2週ぶりに値上がりした。高値が続くなか、輸入米とともに販売に力を入れる動きが出ているのが“ブレンド米”。JAグループのコメの卸売会社は、ことしの新米に去年産のコメをブレンドした商品を先月発売、スーパーでも販売が伸びている。宇都宮市のスーパーで扱っているブレンド米の商品は、5キロあたり税込み4298円と銘柄米に比べて1000円ほど安くなっている。運営会社によると先月の5キロ入りのコメの販売点数は、地元産の新米がいずれも去年の同じ時期の半分ほどになった一方、ブレンド米は1.7倍あまりに増えたという。
