元東京消防庁麻布消防署長・坂口隆夫さんが3か所の山火事の関連性、延焼のスピード、山林火災の消火の難しさ、鎮圧までの日数、消火活動で優先する事について解説。岩手・大船渡市では現在3か所から火災が広がっているという状況。最初に火災が確認されたのは赤崎町合足。きのうは西風で延焼も西から東に向かっていることから飛び火の可能性が非常に高い。現地では風が強い状態だったという。延焼の早さは乾燥、強風も要因。山林火災は発見が遅れやすい。整備が乏しく放水も難しい。初期情報がとりにくい。日没の消火は難しく延焼が拡大。ヘリコプター10機、地上でも消火活動中。緊急消防援助隊は8県から691人が応援に入っている。鎮圧まではまだ数日かかる見通し。住宅など少なくとも84棟の建物に被害。消火活動では建物に延焼させないことが最優先。夜は消火活動ができないため山間部では延焼する可能性がある。周辺住民は風向きに要注意。早めの避難が重要。