岩手県大船渡市では今年2月から先月にかけて山林火災が相次ぎ、2月26日に発生した火災でおよそ2900ヘクタールが焼失した他、愛媛県今治市や岡山市でも山林火災が発生した。政府は今後の山林火災に的確に対応するため、来週にも火災のメカニズムや防災の専門家などで構成する会議を設置することになった。会議では、大船都市で延焼が拡大した要因を分析するとともに初動対応のあり方や、住宅被害の軽減対策などを議論することにしている。また海外の事例も参考に効果的な空中消火や消火剤の使用方法などを検討するほか、山林火災に対応する新たな技術の開発なども論点となる見通しで、政府は議論の成果を速やかにまとめたいとしている。