大阪・新世界にある老舗のゲームセンターにはレトロなゲーム機が130台以上並んでいる。長年店を守り続けてきたのが小林啓子さん。レトロゲームは誰でもすぐ楽しめるのが魅力だという。店ができたのは60年以上前。当時は多くの若者達で賑わっていたという。しかし家庭用ゲーム機の普及とともに売り上げは徐々に減少していった。それでも顔を合わせて楽しめる場所を作りたいと生産が終了した昔のゲーム機が増える中、手に入らない部品を手作りし修理しながら営業を続けてきた。多い時は客の半分以上が外国人になるときもあるという。シンガポールから来た旅行中の家族の父は2日連続で家族を連れてきた。幼い頃の思い出を子どもと共有したかったという。昔と変わらずに残ってきたゲームセンターは地元の人達にとって憩いの場にもなっている。